統率者２０１５待機１

いよいよ明日は統率者２０１５の発売日。
目玉レアと思しきカードが見当たらない為か、
周囲を見渡すと今一つ盛り上がりに欠けている側面もある。

ただ、少なくとも自分は楽しみだし、
セット買いで損をしたとも思っていない。

今日はその理由を書いてみよう。
ちなみに、この話はあくまで
私の個人的な見解です。

理由１、私は統率者セットの発売に「Yes」と言いたい。
2013年の今頃からEDHを初めて約2年が経ったが、
未だに飽きる気配もなく、時に繊細で時に壮大な
統率者というゲームの魅力にドップリとハマっている。

そんな私にとって、統率者専用のカードが
作られるこの機会というのは何物にも代えがたく、
今回も新規カードの中には期待をしている物が多数ある。

私は今後もこのセットが続いて欲しいと思っており、
統率者セットを開発するウィザーズへの賛意のメッセージとして、
シングルカードではなくセットごと買う事にしている。

理由２、私は統率者セットのレビューにワクワクしたい。
普段ブースターをドラフト以外で殆ど買わない私にとって、
統率者セットのレビューは発売前に公開されるカードに
一喜一憂できる唯一の機会だ。

「あーこれ強いね、後から買い足すかな・・・」というのと、
「こんな凄いカードが手に入るのか、楽しみ！」というのでは、
体感上の興奮の具合はだいぶ違う。

統率者２０１３は迷っているうちに買う機会を逃したが、
今でも使われる良質なカード達を見ていて、
これを発売日当日に手にしていたら
どれだけ喜ばしかっただろうかと
未だに回顧するときがある。

理由３、初心者が入ってきやすそうなセット内容である。
統率者のヘビープレイヤーから見たら、今回の内容が
幾分か刺激の足りない内容であろう事は私にも想像がつく。
しかし、逆に考えると、今まさにEDHに興味が芽生えつつある
新規プレイヤーには中々良いセット内容ではないかと思えるのだ。

白黒はエンチャントのシナジーが張り巡らされている。
「張る」という行為が好きな人は興味を惹かれるだろうし、
良質なドローカードも入っている。

青赤は豊富なスペルを使って、ゲームをコントロールする
複雑さと楽しさを十分に味わうことができる。
イゼットらしいぶっ飛んだカードもある。

黒緑は「墓地」という領域が強力なリソース足り得る事を示しており、
他のデッキとは違った世界を見る事ができる。

白赤はとにかく「デカいは正義」を体現しており、
巨大な奴でブン殴る快感を余すことなく堪能できる。

青緑はたとえちっぽけなカードでも、
積み重ねていく事によって大きな力を得られる
無限の可能性を見せてくれる。
統率者が優秀ゆえ、デッキのチューニングもし甲斐があるだろう。

理由４、著しく人気が集中、高騰しそうなカードが入っていない。
これは間接的に理由３にも繋がるが、
あまりにも強すぎるカードが入っていると
統率者はやらないがそのカードがピンポイントで欲しいという
需要によってそのセット＆カードが入手困難になってしまう。

極端な例を挙げよう。
例えば青赤のセットに「ヴリンの神童、ジェイス」が入っているとする。
このカードは様々なフォーマットで使われる可能性があるゆえ、
需要が極大化し、このセットのみ入手困難になり、
シングルカードの値段も高騰するだろう。

そうすると、本当に統率者をやりたい人や
青赤のセットに興味を持った初心者の人などに
そのカードが回らなくなってしまう。

これは私も２０１３年に経験している。
当時はグリクシスカラーのデッキが欲しかったが、
「真の名の宿敵」の需要が強すぎて手に入らなかったのだ。

結論として、目玉カードについては良し悪しがあるが、
私個人は上記の理由により、統率者セットには
無くてもいいと思っている。

それに、『統率者』というフォーマットから見たら
ミジックスの熟達などは立派な爆弾カードだろう。

そんな訳で、私は統率者２０１５の発売日を
非常に楽しみにしているのだが、
２０：３０現在まだ駿河屋から発送メールが来ない事に
やきもきしているのである。